だんだんと温かくなり卒業シーズンですね、さて卒業式で皆さんもらう卒業証書には句読点が使われていない事を知っていますか?なぜ句読点は使われないのでしょうか
句読点が一般的に使われ始めたのは明治時代から
日本では、元々正式な文書は漢文で書かれてましたが、その後ひらがなが使われるようになると漢字とひらがなを混ぜ書きすることで現代の句読点に相当する役割を果たしていたと言われています。
そして明治に入ると、明治39年に「句読法案(句読点法案)」にて句読点の使い方がはじめて公的に示されました。
句読点があると教養が無いという解釈があった
そして明治時代に入ってから、句読点を使わない事で「句読点がなくても文書を読める教養を持った人」という敬意を持った解釈が出てきました。
そのため逆に句読点をつけることで「あなたは句読点がないと理解できない」という見下しの解釈があったとされており、現代においても年賀状・卒業証書・賞状においては一般的に句読点をつけない慣習が続いているとされています。
これから卒業される方は、もらった卒業証書を見てみてください。社会人の人は家に眠っている昔もらった卒業証書を見返してもらっても面白そうですね。