レモンといえば、ビタミンCが豊富に含まれているイメージがありますよね。
現に食品業界では製品のビタミンC添加量を消費者に分かりやすく表現するために「レモン〇〇個分のビタミンC含有」と一般的にも表現されています。
しかし、レモンのビタミンCって実はそんなに多くないのです。
目次
レモン1個あたりのビタミンCの含有量は 実質18mg
レモン1個分の重量は 120g と定義されている(厚生労働省食品番号表より)
また、全果に占める果汁分は30% , レモン果汁の100gあたりのビタミンC含有量は 50mg とされています。(文献: 日本食品兵十成分表 八訂)
レモン1個をまるかじりで食べる方は少数だと思います、ジュースにしたり・切り分けて果肉を食べたり主にレモンの果汁を摂取しているケースがほとんどです。
そこでレモン1個(果汁)に含まれるビタミンCを算出してみます。
レモン1個分(120g)の果汁量 = 120g × 30% => 36g
36gに含まれるビタミンC = { 50mg(100gあたりビタミンC) × 36g } ÷ 100g => 18mg
よって、レモン1個あたりの果汁に含まれるビタミンCは 18 mg という事が分かりました。
*レモン果汁の場合
みかんの1個あたりのビタミンCは 実質 27mg
みかんの1個あたりの重さは中サイズで120g 、可食部が少なく見積もって 7割としてみます。
100gあたりのビタミンCの含有量は、みかんは 32mg です。(文献: 日本食品兵十成分表 八訂)
そこで同様にみかん1個に含まれるビタミンCを算出してみます。
みかん1個分(120g) の可食部 = 120g × 70% => 84g
84gに含まれるビタミンC = 84g × 32mg(100gあたりビタミンC) ÷ 100g => 26.88 mg
よって、みかん1個あたりの果汁に含まれるビタミンCは 約26.88 mg という事が分かりました。
レモン1.5個分が みかんの1個分のビタミンC
という事で、レモン1個分のビタミンCは みかん1個分もない事が分かりました。
ただし、それぞれ100g可食部あたりのビタミン含有量は レモンが多いのですが、実際に食べる個数というレイヤーで考えたときはみかん1個の方がレモン1.5個分のビタミンCを含むという結果になるのです。
他にもビタミンCをレモンより効率よく摂取できる食べ物はたくさんあります。興味があれば是非調べてみてくださいね。
レモンを丸ごと食べるならビタミンCを十分に摂取できる
ここまで、読んでいただいて恐縮ですが「私は生レモンを皮も全部食べるんだ」という方は
レモン1個(120g) で 120mg のビタミンCを摂取しています。
こういった方々はみかんよりもレモンで効率よくビタミンを摂取できています!私はまるごと食べられないのですごいです・・・。
もしくはビタミン類はサプリで取り入れるのも良さそうですね。