ホコリの大部分は死んだ皮膚細胞でてきているというのは聞いた事がありますか?
確かに、人間の皮膚細胞は1時間あたりに数千万個の死んだ皮膚細胞が放出され、それはほこりの一部になるわけですが、いったい私たちの死んだ皮膚細胞がほこりに占める割合とはどのくらいなんでしょうか?
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人間は1年で天の川銀河の星の数だけ皮膚細胞を放出している
驚くべきことに人は、約180,000,000,000個の細胞を1年で排出しています。
日本の一人当たり世帯人数は2.6人とされていますから、ある1つの家でおよそ2つ以上の銀河系の星の数以上の皮膚細胞が生まれているなんてなんともロマンチックです(違うか)
ほこりの粒子の大きさは?
ほこりの粒子は、国際的な標準化組織は75μmより小さい粒子と定義しています。つまり人の髪の毛の太さと同じくらいです。
ただし上記は標準モデルとしてダスト粒子を定義したに過ぎず、ほこりの形状は様々あることから100μm~2000μmなど実体としては様々な粒子サイズは存在しえます。
ほこりの53%が人間の死んだ皮膚細胞だった
1981年のjihanna van BrunswickによるHouse Dust Biology for Allegists Lcarologists and Mycologists によると
100マイクロメートル未満のほこりの粒子の50%は人間の皮膚である
とされています。
この文献で計量した条件としてはベッドのほこりに対して人間の皮膚細胞がどのくらい含まれているのかを調べたものになるのと、カーペットが敷かれていない環境というところなので、条件・環境によってほこりの粒子と皮膚細胞の割合は変動するとされています。
マットレスは10年間であなたの皮膚細胞で3キロ重くなる
さらに、あなたが2人でマットレスを10年使い続けると死んだ皮膚細胞で3キロ重くなるようです。
気持ちのいい話ではないのですね。。
人間の皮膚は入れ替わるのはご存じの方は多くても、ここまで日常にあなたの死んだ皮膚細胞が溢れているとは思わなかったのではないでしょうか?また、ほこりを分析することであなたの皮膚細胞以外にもあなたの生活環境までもが粒子から分かってしまうようですね。
定期的に掃除をしましょう!